斎場選びから予約までの流れ

斎場選びから予約までの流れ

はじめに

急な対応になることが多い葬儀は、何かと慌ただしく、準備に十分な時間を割けません。ですので斎場選びから予約まで、あらかじめある程度把握しておくことも大切。こちらではそのために必要な知識をご紹介します。

一般的な葬儀の流れ

葬儀の流れ(1日単位) 1日目(死亡した日):納棺 2日目:通夜 3日目:葬儀・告別式・火葬(初七日) 基本的に1日づつ予定が組まれますが、納棺から通夜までの日数は斎場やお寺の空き状況、曜日などで変わってきます。 家族・親族を含めよく相談して決めていきます。

葬儀の手順

  • 手順1 死亡確認と死亡診断書の作成
    医師によって死亡診断書が作成され、家族、親族、親しい友人にお知らせをします。
  • 手順2 遺族で葬儀についての相談
    喪主の決定、故人と最も縁が深い人が務めます
  • 手順3 葬儀場の決定
    自宅、葬祭場、お寺など
  • 手順4 遺体の搬送先の決定
    病院から自宅へ運ぶ、もしくは斎場へ直接運ぶなど
  • 手順5 葬儀社の決定
    葬儀をどこで行うかによって選択する葬儀社が異なってきます。サービス内容などを含め、よく吟味しましょう。
  • 手順6 寺へ連絡
    菩提寺がある方はそちらに、もしくは菩提寺と同じ宗派の寺に。分からない方は葬儀社と相談して決めます。
  • 手順7 通夜、葬儀の日程を大まかに決めておく
    最終的には葬儀社やお寺と相談になります。
  • 手順8 遺影の決定
    人柄が伝わり、かつピントずれしていない写真を選びます。
    選んだ写真は葬儀社で画像加工してくれるので、顔がはっきりと映っていれば問題ありません。
  • 手順9 予算の決定
    おおよその香典収入を出し、葬儀の予算を立てます。
  • 手順10 葬儀社へ連絡
    葬儀社へ連絡し、見積もりを出してもらいます。
    見積もりはとくに、葬儀のすべてを葬儀社に依頼する場合に必要です。見積もり書が出たら、何を準備し、何をやってくれるのか、予算との隔たりはないか、すべての項目を注意してみます。
    問題なければ正式に依頼しましょう。

ここまでが死亡診断書の作成から葬儀社への予約までの流れです。
つぎに、葬儀社への依頼から死亡届の提出までをご紹介します。

葬儀社への依頼から死亡届の提出

  • 手順1 遺体の搬送を病院へ依頼(喪主)
    搬送(葬儀社) 喪主は搬送日数の確認をし、葬儀社に故人の氏名、病院名、遺体の搬送先を連絡します。
  • 手順2 退院手続(喪主)
    死亡診断書の受け取り(喪主) 病院へのお礼、精算(喪主)
  • 手順3 遺体安置場所の確保(喪主)
    自宅へ運ぶ場合は布団を用意します。
  • 手順4 遺体の搬送、枕飾り(葬儀社)
  • 手順5 寺への連絡(喪主・葬儀社)
    枕経を依頼、時間を相談(喪主・葬儀社) 来てもらったときに、お通夜、葬儀、初七日の法要の打合せ(喪主・葬儀社)
  • 手順6 数珠の用意(喪主)
  • 手順7 枕経(僧侶)
    お通夜、葬儀、初七日の法要の打合せ(喪主) 戒名の相談(喪主)
  • 手順8 納棺(葬儀社)
    遺体を浄め死装束をつける(喪主・葬儀社) お棺に入れたいものを入れる(喪主)
  • 手順9 友人、知人、職場他に連絡(喪主)
    おつきあいを考え、誰に連絡するかを精査(喪主)
  • 手順10 葬儀日程の連絡(喪主)
  • 手順11 喪服の用意(喪主)
  • 手順12 供花、供物、宿泊先の手配(喪主・葬儀社)
  • 手順13 精進おとしの内容決定(喪主)
    料理の手配(喪主・葬儀社)
  • 手順14 お通夜の僧侶へのお布施を用意(喪主)
  • 手順15 死亡診断書を役所へ持参し死亡届をうけとる(喪主)
  • 手順16 死亡届の提出(死亡日より7日以内)(喪主)
    早目に行う
  • 手順17 火葬許可証の受理(喪主)

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