「家族葬・密葬」の説明とその特徴

「家族葬・密葬」の説明とその特徴

はじめに

「家族葬・密葬」とは、どちらも家族や親族、親しい友人など身内を中心にした葬儀で、近年増加傾向にあります。家族葬、密葬ともに宗教的に特別な意味合いはありません。弔問客の絞り込みなど、後々の問題を防ぐために必要な調整も多く、規模の割には手間のかかる葬儀の一つです。

家族葬・密葬の主な特徴

  • 家族とごく親しい人を中心にした葬儀
  • 弔問客などの対応をしないで済む
  • 葬儀費用が安く済む
  • 故人の希望があった場合に行われるケースが多い
  • トラブルを回避するために事前の根回しが必要
  • 呼ばれなかった方からのクレームが来る場合も
  • 誰を呼んで誰を呼ばないかの取捨選択が手間
  • 選択する斎場と葬儀社次第

小規模でゆっくりと家族だけでおわかれができるため、「価値があり、形骸化していない」葬儀となります。しかしその葬儀から漏れた方には逆に不満の声がでます。 それが家族葬・密葬の特徴です。

家族葬・密葬の流れ

家族葬や密葬を選んだとしても、仏式の場合は通常の葬儀と同様に葬儀社に依頼したほうがスムーズかもしれません。

  • 1.遺体の搬送(自宅で亡くなった場合はそのまま)
  • 2.死亡診断書の作成依頼と受け取り
  • 3.葬儀社との打ち合わせ(利用する場合のみ)
  • 4.役所から火葬許可証を受理
  • 5.葬儀(お別れの時間)
  • 6.火葬場の予約
  • 7.火葬場へ搬送
  • 8.納骨

家族葬・密葬に適した人

  • 信仰する宗教が無く、従来の葬儀にはこだわらない方
  • 家族だけで静かに故人を見送りたい方
  • 葬儀に係る費用を安くしたい方
  • 親族以外に十分な根回しができる方

家族葬・密葬の注意点

  • 葬儀社選びを失敗すると余計に費用がかかるケースも
  • 呼ばれていない方の中にも会葬に来たいと考えている人は必ずいる
  • 仏式で行う場合や菩提寺がある場合は僧侶との相談が必要
  • 弔問・供花・香典などの辞退を忘れずに行う

葬儀に呼ばない方を決める、後で弔問に訪れる人の対応が手間になる、といったデメリットがある家族葬/密葬。執り行う際には十分な注意が必要です。

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