家族葬プラン

家族葬

家族葬の流れ

最初に家族葬の流れについて
家族葬は、簡単に言うと家族か近親者のみで葬式をします。最近では「家族葬」をする人が増えています。基本的に一般の葬儀とあまり変わりはありません。 大体は下記の流れですが、亡くなった状況や地域により若干の違いはあります。警察で遺体を預かってもらっている場合には火葬の順番などが変わります。

  • 1.病院もしくは警察から遺体を引き取りか、家の場合は病院に連絡。
    (病院・自宅での場合、死亡診断書、警察からなら死体検案書を貰っておく事)
  • 2.お坊さん(僧侶)、関係者に連絡
  • 3.安置場所の相談・決定
  • 4.死亡届け・市区町村に火葬許可書を申請、火葬場に提出
  • 5.お通夜
  • 6.葬儀・告別式
  • 7.出桶・火葬
  • 8.初七日

ほぼ一般の葬式とはあまり変わりません。一般葬儀(通常の葬儀)との違いというと、

  • ・近しい人間しか呼ばない分ひっそりと出来る事
  • ・近所や周りの人にあまり知られたくない場合
  • ・金銭的問題などの理由
  • ・生前に亡くなった方が頼んでいた場合

こういった理由などで近年、家族葬を選ぶ方は年々増えつつあります。

家族葬の際の服装は?

基本的に、家族葬や一般の葬式の場合、服装は変わりません。 男性は礼服、喪服が望ましいです。 親族もお坊さんも呼ばない場合、黒い服装であればある程度は許されます。 ですが世間的にも、マナー的にあまり良いとは思われません。 ただ、子供や学生ならば、制服で大丈夫です。制服がない場合は黒い服でも大丈夫です。

家族葬はどれくらいかかる?

相場は約30~300万前後です。お葬式、関係者の飲食費、返礼品の費用、葬儀社に払う金額、お坊さんに払う金額などすべてまとめた金額となっています。家族葬でも豪華にしたり、呼ぶ人が増えたりすると費用は一般の葬儀とあまり変わらないでしょう。 家族葬は安いイメージがありますが葬儀社や提供しているプランによって金額は変わります。

私の時は予算の件もありましたが、なにより知り合いをほとんど呼んでいなかったので、全て含めたら70万くらいはしました。これでも私の時には檀家であった事と関わりの深いお坊さんが居た事やそこからの安い葬儀屋さんを教えてもらって、出来る限り安くしてもらえました。

さらに安めに葬儀を済ませたいならば

  • ・お料理や返礼品
  • ・お坊さんを呼ばない場合
  • ・公営斎場を利用

で相場の一番安めか少しは下げることが出来るでしょう。 ただ安くできる分、ちゃんと調べて置く事や状況により変更せざるを得ない場合がある事も踏まえておくと良いと思います。

特に首都圏になるほど高くなる所が多い傾向にあります。急な場合任せきりになりがちになりやすいですが、予算については、ざっくりとでも、葬儀社と相談しておきましょう。

家族葬の香典

香典・弔問は辞退するべき?

香典を貰う側として、香典の辞退を連絡しているならば辞退しておく方が一般的ではあります。 ですが、「どうしてもと」頼まれた場合には貰っておいても大丈夫でしょう。ただ、香典を貰う場合には香典返しの事も忘れずにお返ししなければならない事を覚えておくべきです。

逆に渡す側で、元々親族のみでと、連絡がきていた場合は辞退するべきです。もし、香典のお断りを連絡されていなかったとしても、家族葬を選んでいる事を考えて、遺族の負担を少しでも増やさないように、してあげる方が良いかもしれません。

弔問に関しても、家族葬で連絡が来ているなら出来るなら辞退しておく方がいいです。 さらに葬儀が終わった後も、各種手続き等で、忙しくされている。もしくはまだ心の整理が落ち着いてなという方もおられると思います。私の時も、実際に終わった後も手続きや心の整理で結構バタバタしておりました。 どうしても弔問しに行きたいと希望がある場合にも、葬儀も終わッた後に少し過ぎてから、尋ねる方がいいと思います。

家族葬でのトラブルって何がある?

葬儀社との金銭トラブル。

葬儀屋に任せきりにしておくと、後々すごい金額を請求される可能性あるので、どのくらいなのか、安くしたいなら、どうすればいいのかは葬儀屋と相談しておきましょう。 それとお坊さんを呼ぶか呼ばないのかで、金額が上がったりもするので、その部分も考えておきましょう。 もしも前々から葬儀プランについて調べているなら、気になる葬儀社には生前でも相談してみるか、最近では資料請求をしてみても良いのではないかと思います。

親族や家族間での価値観、考え方の違い。

一番は、亡くなった方が望んでいたやり方が望ましいと思います。しかし家族葬といっても家族間や親族の中には世間体や慣習を気になる方もいるので、行き違いが発生してしまう場合があります。 もし、ご本人の意向がない場合や予算の都合などがなければ、しきたりなどを気にしている方に合わせる方がトラブルになりにくいでしょう。

連絡不足による亡くなった方の知り合いや近所間のトラブル

知り合いが多かった人などの場合、親族だけのつもりが沢山の人が来て対応に追われてしまう事があります。知り合いが多かったりすると後から文句をいわれたり、近所からも嫌な目で見られる可能性もあり、肩身が狭い暮らしになる場合もあります。

他にも弔問される方の対応もしなければいけなくなる事もあるので、家族葬を選ぶ場合には、ちゃんと連絡できる方法を前もって調べておくか、相談できるなら本人と相談して、連絡先などを控えておいてもらうのも方法の1つです。

参列してもらう人には、ちゃんと家族葬であることを伝えて事が大事です。さらに香典に関しても香典を辞退するならば、ちゃんと伝えておきましょう。それだけでもトラブルは減るでしょう。 そして参列を断る場合でも葬儀後にちゃんと死亡通知、家族葬をした事、香典辞退、後はできたら個人の思い出などについて、日にちを置かずに、連絡しておくとトラブルになりにくいです。

まとめ

以上、家族葬について私なりにまとめてみました。 最初に申し上げた通り、私は家族葬で葬儀をあげました。 ですが調べてみると葬儀経験をしているとはいえ、知らない事も沢山ありました。私なりの意見と知識で書いていますが全てが当てはまるとは言えません。 それでもちょっとした知識として参考にしていただけたら幸いです。 人の死に関わる事柄であり、話しずらい話題ですが「いつか」の為に、調べて置く事、考えて置く事、そして家族とも相談しておいてほしいなと思います。

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